3年ぶりの夏・花火
夏といえば、祭り、花火、海だと子供の頃から思っています。2020年以降の3年間はイベントの中止が相次ぎ、ただ通り過ぎただけの夏でした。新型コロナが終わったわけではありませんが、今年は3年ぶりに夏がくる感じがしています。
花火大会は、墨田川花火大会のような大規模なものもありますが、私は土手か原っぱに座ってみるようなローカルな花火大会が好きです。今回は花火に関する私の思い出話を、群馬時代(高崎、前橋)、東京時代の順に書きます。残念ながら、さいたま市勤務になってからは花火大会がなかったので、これから楽しみます。
①高崎花火大会(2023年は8月26日・土)
高崎市郊外の烏川(からすがわ)で高崎まつりの時に行われる花火大会で、以前から人気があります。子供の頃普段遊んでいた河原なので自宅から歩いて行けました。コロナ前は、同日夜に高崎高校の同窓生による会合(宴会)がありました。宴会の2次会になると一人の仲間が毎年東京方面から来ます。彼は若い頃に何か問題に巻き込まれて高崎には居づらくなってしまったそうです。それでも、同級生に会いに2次会からこっそり参加してくれます。限られた時間ですが、年に一度お互いの無事を確認して安堵します。生きていくことの難しさや運・不運を感じる夜です。
②前橋花火大会(2023年は8月8日・土)
群馬大学勤務時に毎年行きました。覚えているのは、30代前半の頃、颯爽と浴衣に下駄で花火大会に行きました。途中で夕立となり、ずぶぬれで帰宅しました。次に浴衣を着たのは20年以上も経ってからです。
③軽井沢・矢ケ崎公園花火大会(2023年は未定)
軽井沢駅直近の矢ケ崎公園で行われる水上花火大会です。前橋にいる頃軽井沢は近かったので、毎年家族と犬を誘って行っていました。芝生に寝そべってみられる小規模なローカル花火大会です。
④江東花火大会(2023年は8月11日・祝)
荒川・砂町水辺公園で行われる水上花火大会です。打ち上げ場所と客席が近いので、間近で花火が見られます。以前は土手に譲り合って座って見る感じでした。下町情緒が感じられるいわゆるローカル花火大会で、久しぶりに浴衣と下駄で行きました。しかし、最近は観客が増えたようで、一部座席は区民優先の指定席となってしまいました。それでも、墨田川花火のような大行列や混雑はありません。
⑤熱海水上花火大会(2023年夏は、7/28、8/5, 8, 18, 22, 25)
元々は宿泊客のための花火大会だったそうですが、最近は日帰りの人も多いようです。私もコロナ前は、毎年日帰りで行っていました。夏なので“海水浴(熱海サンビーチ)~温泉~夕食(もちろん海鮮)~花火”と、とても濃い一日が過ごせます。忙しい方の思い出作りにはお勧めです。
⑥神宮外苑花火大会(2023年は8月12日・土)
私が行ったことのある大規模花火大会の一つです。花火に加えてコンサートもあるため、風情を楽しむというよりもイベントに参加する気分です。良い点は、チケットを購入すれば座ってゆっくり見られることかと思います。
今回は、花火に関する思い出話を書かせて頂きました。これからも、毎年いつも通りの“夏”が来ることを願っています。
*付録:私の好きな夏の歌
大半が昭和の曲なので、お存じない方も多いと思います。
全曲、インターネット(YouTubeなど)で視聴できます。
・少年時代 (井上陽水)
・夏休み (吉田拓郎)
・時間よ止まれ (矢沢永吉)
・真夏の夜の夢 (松任谷由実)
・八月の濡れた砂(石川セリ)
・モンロー・ウォーク(南佳孝)
・夏をあきらめて(サザンオールスターズ)
・Be My Venus (渚のオールスターズ)
・シーズン・イン・ザ・サン(Tube)
・Mr.サマータイム(サーカス)
・夏色(ゆず)
2023年7月12日
石川 進