9月5日に「かぜ、ステロイド、血糖」を書きました。
気管支喘息患者が急性上気道炎・中耳炎にかかったときの辛さ・苦しみを書きました。呼吸器内科専門医の指示でステロイド(プレドニゾロン)を9月1日から1週間内服しました(初日30mg、以後6日間20mg/日)。そのおかげで、9月5日ごろから急に良くなりました。咳は止まり、体調の良さをようやく感じました。前回、ステロイド内服のために血糖が上昇したことを途中経過としてお伝えしました。ステロイドは9月8日からテーパリングすることなく完全オフとしました。これも主治医の指示に従ってのことです。
ステロイド内服中の1週間(9/1-9/7)と、ステロイド・オフ後の1週間(9/8-9/14)の血糖データをまとめてみました。中央値と25-75パーセンタイルを示します。赤はステロイド内服中の1週間、青はステロイド・オフ後の1週間です。

前回も述べましたが、ステロイドを服用すると高血糖になることは分かっていますので、炭水化物の摂取量は通常の約2/3に抑えてあります。それでもこれだけの高血糖になります。私の場合、1日の総カロリーは1800 kcalです。そのうちの40%を炭水化物で摂取することにしています。したがって通常は1800 kcal × 0.4 = 720 kcal = 炭水化物180g /日、1食の炭水化物は60g = 240 kcalです。ステロイド服用中はそれを1食 約40g = 160 kcalに減らしました。炭水化物の摂取量を2/3にすれば総カロリーは減ります(約1560 kcal/日)。体重は当然減ります。
私は毎日、入浴前に裸で体重を測定し、記録しています。そのデータを示します。

かぜをひいているときでも体重減少はないか、あっても500g程度。ステロイドを飲み始めてから摂取カロリーを減らしましたので、体重はすぐ落ちていきます。ステロイド内服中におよそ2kg減少しました(4%減)。ステロイド・オフと同時に炭水化物摂取量を元に戻しました。体重はすぐに回復しました。ただし、血糖曲線の25-75パーセンタイルの帯、とくに昼食後を見ると、ステロイド・オフでも(オフ当初は)高血糖の傾向が残っていることは分かります。

ステロイド凄し、恐るべし。