この病院に赴任してまもなく1年になります。
着任直前の挨拶に来たのが昨年の3月29日(金)夕刻でした。
その場で院長職を要請され止む無く受けることにしました。
4月24日の破産申立、民事再生手続、その後の新しい医療法人のもとでの再出発、職員退職、職員不足、などを経験して来ました。
このブログは181回目となりました。2日に1回書いて来たことになります。
不透明な病院経営を告発するための仲間作りがブログを始めたきっかけです。やがてこの病院の良さに気づき、医療の原点に思い至りました。それを発信し、自分の思いも伝えるようになりました。
自分が1年間、辞めたいとも思わずに勤務して来た最大の理由は、Tさんとのことがあったからです(2019.7.5のブログ参照)。Tさんは亡くなる前、「誘ってしまって申し訳ない」と言っていましたが、そんなことはありません。よい病院を紹介してもらったと私は感謝しています。N先生との出会いも幸運でした。さらに、医師不足になっても患者を支える職員のレベルの高さに私は感心し、私自身が学ばせてもらいました。
大宮医師会などの講演会では学生時代の臨床講義に匹敵する量の勉強をさせていただきました。
患者さんやそのご家族からも多くのことを教えていただきました。
皆さまに感謝いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。