孫どもが贈ってくれたネクタイを首から下げ「ノドとムネを守るのだ」と験(げん)をかつぐ話を先日しました(2020/4/6)。もちろん科学的ではありません。自らの士気を高める、といった程度です。
同じネクタイを毎日着けていると、それが汚染源になりそうです。
ウイルスは物の上でも3日ほど生きるとのこと。そうであれば、使ったネクタイを数日放っておけばウイルスは消えてしまうはずです。
しかし、孫がくれたネクタイを毎日締めたいという非科学的な欲求が私にはあります。危機に晒されているから、こそです。
妙案はすぐ浮かびました。さすが外科医。オートクレーブです。つまり、水を噴霧して熱いアイロンをジュッ〜と押しつける。ウイルスをやっつける。これを1日1回必ず実施。そうして、このネクタイを毎日着けて、孫の加護のもと非常事態を乗り切る。
家内に話すと、えらい剣幕で怒られました。
「そんなことをしたらネクタイがダメになる!」
「なんでダメ・・・なの?」
「ネクタイのふっくら感がなくなるのよ。常識よ。」
素直に引き下がりました。
次の一手、日光干し。
「このアイデア、どう・・・?」
色が褪せるのを心配して恐る恐る聞くと、「30分ならいいんじゃない」の力強いお言葉。ということで、早起きをしてベランダに干しました。
メガネも毎日洗浄することにしました。メガネ専用の洗剤を吹きかけて流水で洗い、ティッシュで拭きます。
スマホ・万歩計・腕時計・血糖測定器リブレ(2019/9/5のブログ参照)は1日の終わりにアルコール綿で拭くようにしました。本当はアルコール禁なのかもしれません。事実、時計の人工革バンドの色が落ちました。が、何せ非常事態です。除染優先です。
スーツは3着用意し、3日に1回のローテートで着替えることにしました。革靴も3足用意しました。
病院では・・・。白衣は4着用意し、1着は常に洗濯に出し、残り3着をスーツと同じく日替わりとします。虫干しならぬウイルス干しです。
PHSは・・・。本体はときどき清拭していても、ストラップは洗った試しがありません。これも除染の対象にしなければなりません。
聴診器は使うたびにアルコール綿で拭くべきでしょうね。厳しいけど頑張ってみよう・・・。そもそも風邪の患者には聴診器を当てない?!。
いつも持ち歩いているファイルは・・・。ドアノブは・・・、手すりは・・・。
キリがありません。
ひとつひとつ努力を重ねるほかないようです。
基本は小まめな手洗いと手の消毒。怠らないように。