姪がまもなく田舎の町で歯科クリニックをリニューアルオープンさせます。
お祝いにコンシンネ(ドラセナ)の鉢を贈りました。
若いのだから大きく育って欲しいという思いを込めました。コンシンネには葉の色や形でいくつかの種類があります。上に勢いよく伸びる若草色を今回選びました。
私が20年前、宇都宮に住んでいたころ、コンシンネを1鉢買い、一軒家の玄関に飾りました。緑の濃い種類でした。12年前、水戸のマンションに引っ越したとき一緒に連れていきました。南向きの居間に据えました。枝が伸びて一回り大きくなったので、植木屋に頼んで大きめの鉢に植え替えました。鉢が大きくなると枝葉はさらに伸びていきました。天井に達するばかりになると伐採して、小ぶりに戻しました。切り口からは2つの芽が仲良く横に出てそれが伸び、2本の枝となっていきます。コンシンネ独特の幹の曲がった姿になります。
このコンシンネは、今年春、さいたま市のマンションにも一緒に越してきました。日当たりがやや悪いため、葉の勢いに少し衰えが出ましたが、今も優雅な姿を楽しませてくれます。
伸びた枝は時々剪定します。切った枝を土に刺すと根付きます。1つの鉢にその枝を何本か刺しておきました。
二代目の連中は、親木に似ずなんとも不細工な髪ぼうぼうの木になっていきました。あと20年もすれば立派になるのは分かりますが、それまで待てません。あるとき5-10cmの高さで全てカットしました。その鉢をベランダに放っておきました。1ヶ月後、ふと見ると、赤ちゃんのような芽が顔を出していました。
コンシンネ=渾身根です。
皆、たくましく育て。姪も頑張れ。