日本のマイナンバー制度の手本となったのはエストニアのIDカードだと言われています。そのエストニアの最新事情が、地方新聞連載中の「76億人の海図」に載っていました。私は2019年12月11日付の茨城新聞で読みました（下図）。地方新聞と共同通信とによるウェブサイト「47NEWS（よんななニュース）」には「76億人の海図」の連載が順次アップされており、全文を無料で読むことができます。エストニア編もまもなく掲載されると思います。機会があればお読みください。

47NEWS 地方紙と共同通信のよんななニュース「76億人の海図」

この記事によると、エストニアでは国民のIDカード普及率はほぼ100%、利便性を高めセキュリティを万全にしているとのこと。大国に囲まれ、過去の戦争で蹂躙され、ようやく勝ち得た独立を守るために小国の選んだ道がデジタル化だったそうです。
「もし国土が失われ国民がばらばらになったとしても、データさえあればいつか国は再興できる。」
エストニア外務省サイバー大使の言葉です。

エストニアの立つところは、日本と大きく異なることが分かります。
さて、日本ではどうなりますか。