先週土曜日の祝日、義母の三回忌で木曽の妻籠に行って来ました。
往きも帰りも関東は冷たい雨でした。木曽は雲ひとつなく晴れ渡っていました。
今年のお盆は現地に行かず、手軽に済ませてしまいました(2019年8月13日の記事参照 墓参り )。今回はお寺で静かに読経を聴き、心を込めて墓前に手を合わせました。

義母は妻籠の旅館の娘でした。最後は関東に住みつきましたが、墓は妻籠と決めていました。寺は中山道の宿場町を見下ろす高台にあります。周りは木曽の山々、晩秋の紅葉が見事でした。
偶々この日、妻籠は文化文政風俗絵巻之行列の祭と重なり、国内外からの観光客で賑わっていました。義母の実家である旅館にも多くの欧米系の外国人が訪れていました。
千葉出身の義父は東京の医科大学を卒業してまもなく妻籠の診療所に勤め、義母と知り合ったと聞いています。義父は37年前に亡くなりました。今2人は妻籠で仲良く眠っています。

翌日日曜日は、私たちの45回目の結婚記念日でした。月並みにいろいろありました。健康が衰え重い病気が突然襲ってくるこれからが胸突き八丁だと思います。外来や入院でみる超高齢のご夫婦をみていると、そんな気がします。

ところで、私たち夫婦の出会いを語ることはあまりありませんでした。ヒントを出します。私の実父は岐阜県の苗木(なえぎ)の出身、今の中津川市です (2019年9月12日の記事参照 青い山脈)。中津川市の隣が長野県の南木曽(なぎそ)町です。南木曽町に妻籠があります。妻籠の旅館の娘が義母です。分かりましたか。