北海道の新型コロナウイルス感染数は都道府県のなかで最多となっています。しかも札幌だけでなく函館や旭川、美瑛や釧路・根室など全道に拡がっています(図左、讀賣新聞オンライン2020年2月29日)。中国から多くの観光客が札幌や道内の雪まつりを訪れたからだとされます。
貴重な資料が昨日の日本経済新聞に載っていました。北海道の新型コロナウイルス感染症の発生状況の推移です(図右、日本経済新聞オンライン2020年3月1日)。
さっぽろ雪まつり終了数日後から発症患者が増え始め、1週間でピークに達し徐々に数が減っています。診断確定の患者数は発症よりも10日ほど遅れてピークになります。2月26日のブログで述べた中国の流行にかなり似ています。ただし、地域の広さの違いによると思われますが、中国のほうが流行期間は長くなっています。
北海道にしても中国にしても、思い切った対策をとると流行がかなり抑えられることだけは言えそうです。