連休が明けました。新型コロナの緊急事態は残念ながら延長されました。
この先どうなるのでしょうか。私には先が見えてきたように思えます。
感染者数が減っているからではありません。患者の減少は連休のためかもしれません。今までのインフルエンザと同じように夏に向かえば自然と減るだけなのかもしれません。もし連休明けに再増加するのであれば、もし秋以降に再流行するのであれば、「先が見えた」とは言えません。
この数ヶ月、新しいことが次々と分かってきました。1つは、感染要件としての「3密」を発見したことです。コロンブスの卵のように、言われてみると、そうだよな、と納得できました。もう1つはマスクの効用です。マスクの感染予防効果に異論は多くありますが、「伝染させない効果」は広く認められるようになりました。重要な知見です。
さらに、外出自粛で感染が最少に抑えられた結果、医療体制を再編成する時間が作れました。ICU全体を感染患者専用に変える、軽症・無症状の患者をホテルに収容する、など従来、誰も思いつきませんでした。
PCR検査体制の不備には当初、戸惑いました。私自身、怒っていたこともありました。その後、冷静になって考えると、初めから完璧を狙うのではなく、この経験を改善に向ければよいと前向きにとらえるようになりました。
こうした知見・経験を踏まえれば、新型コロナの再増加・再流行に対応できると思えませんか。
しかも、治療薬とワクチンは、もうすぐのところまで来ています。
命、学業、商売、経済。いずれも大変な犠牲が払われました。これからもある程度覚悟する必要はあると思います。しかし、道はまちがいなく開けてきています。何よりも、全世界がリアルタイムに一丸となって1つの目標に向かって協調しながら進んでいます。これは人類史上初めてではないでしょうか。
明るい未来だと感じませんか。