薔薇の絵(3) 黄金の茶室のバラ

当院外来のイートインコーナーの絵を替えました。
山本庸夫(つねお)画伯の薔薇の絵(3)になります。タイトルは「黄金の茶室のバラ」(図上)。薔薇の絵(1)と(2)はそれぞれ2019/6/7、2020/7/20のブログに載せてあります。

今週、山本画伯の訃報が届きました。今年3月、「日本人体解剖学」(南山堂)の図譜について電話でお話したのが画伯との最後の会話となりました(2021/3/7ブログ)。自治医大美術部関係者によると葬儀は御家族で執り行われ、コロナが落ち着けば回顧展を開く予定とのことです。

薔薇の絵(3)は2010年に東京・銀座の画廊で購入しました。山本画伯特有の華やかさに加え、「黄金の茶室の」という大胆なタイトルに惹かれました。

思い出は尽きません(図下)。左は私が美術部顧問を退任するときの1コマです(2007年)。この日に限らず、みんな夜遅くまでよく話し、よく飲んでいました。右は美術部の旧部室で筆を持つ山本画伯です(2007年)。毎年、卒業する部員の肖像画を油彩で1人ずつ描いていました。このときだけ「ついでに」私の妻をモデルにしてくださいました。

公私ともにお世話になりました。
御礼申し上げますとともに、御冥福をお祈り申し上げます。